Car inspection『修復歴あり』の車とは? (?_?)

世の中で販売されている中古車の中に、
『修復歴あり』という理由で安く売られている車があります。

『修復歴あり』というと、皆さまは事故車を想像されると思いますが、
単純に事故をした車のこと全てを『修復歴あり』と呼ぶわけではありません。

では、どのような車を『修復歴あり』と呼ぶのでしょう?

『修復歴あり』というのは、事故などが原因で
車にとっては重要な骨格部分にまで損傷がおよび、
交換あるいは修理をした車のことを言います。

例えば、ドアやフェンダーなどを派手に損傷していたとしても、
その内側の骨格まで損傷がおよんでおらず、
ドア、フェンダーの交換のみで修理が済んでいる場合には『修復歴あり』とは言いません。

基本的に外板パネルと呼ばれる部分が損傷し、修理あるいは交換をしても『修復歴あり』にはならないのです。
ただし、ルーフとピラーは骨格部分であるため、修理を施した場合には『修復歴あり』になります。

稀ではありますが、大きな雹が降ってルーフに凹みができてしまい、
修理あるいは交換した場合には、
事故でなくとも『修復歴あり』になってしまいます。

『修復歴あり』の車になりますと、
乗り換えの際の買取額や下取額が修復歴なしの車に比べて大幅に安くなってしまいます。

では、反対に中古車を購入する際『修復歴あり』の車は良くないのでしょうか?

実は、決してそうとも言い切れません。

一口に『修復歴あり』と言いましても、
損傷度合いには大きい小さいがあり、
小さな損傷であれば問題にはならないことが多いです。

上に書きましたようなルーフへの雹害も、
走りに影響することはまずありません。

また、大きな損傷であっても、
技術力のある鈑金塗装工場でしっかりと修理した場合には、
問題になりません。

そういった車はむしろお買い得と言っても良いのではないかと思います。

しかしながら、中古車販売店の方が正しく説明をしてくれれば良いのですが、
そうでなければ一般の方に良し悪しを見分けるのは難しいかもしれませんので、
やはり避けた方が無難かもしれませんね。(^^)